冴月練 作品ガイド ― 短編・連載・詩集をテーマ別に探せる総合インデックス

私（冴月練）は、人と人のあいだにある“温度差”や、言葉にできない気持ちの輪郭を描きたいと思っています。
短編を中心に、恋愛・ファンタジー・ホラー・SF・猫シリーズなど、幅広いテーマで物語を書いています。

作品が増えてきたため、
「どこから読めばいいか分からない」

という声に応える形でこのページを作りました。

下記では、テーマや世界観ごとに作品を整理しています。
気になるジャンルや気分に合わせて、自由にお読みください。

💞 恋愛と再生の物語

・射精というゲーム ― 赦しの盤面 ―

愛する妻との行為のあと、ふと芽生えた違和感。性を通して「誠実とは何か」を問う、人間ドラマ。

・小河原菜摘の偏見（連載・完結）

仕事終わりの古びた喫茶店。偏見を語る女と、それを聞く男。偏見の奥に、彼女の“痛み”が見えてくる。

・バスターミナル

深夜の新宿バスターミナル。言葉にできなかった想いと、行動に移せなかった気持ち。

・茜色の本和傘 ― 傘を閉じるとき ―

高校時代、和傘と読書で距離を縮めた翼と楓。突然の病が二人に影を落とす。雪の降る日、あの日と同じ茜色の傘の下で、止まっていた時間が動き出す。

・ロミオもジュリエットも一人が好き

繊細な気質の二人が選んだのは「別居婚」。しかし、親と祖父母に反対され、お試し同居生活がスタート。二人が出した答えは？

・二番目でもいいから

筋肉至上主義の女性とスパダリ。「恋愛を一位にしない」女性の生き方。

・とどめを刺すなら雨上がり

好きな人に恋人ができた。誰も悪くない。なのに、オレの世界は壊れていく。

・仕方ない

急速に関係を深める男女が言い訳を用いる話。

・サイトウさん

お向かいに住む斉藤さん。淡い恋心を抱く大学生のある日の日常。

・馴れ初め― 生意気な従兄妹と俺の ―

従兄妹の二人。昔とは変わった従妹。でも、彼女の本質は？　これは二人の馴れ初め話。

・恋する乙女

記念写真が盗まれた。早朝の教室、容疑者が姿を現した。何でこんなことをしたのか問い詰める。

・企みのアフタヌーンティー

彼に愛想をつかした女性。彼女は彼に別れを告げる。

・二年参りの約束

大晦日の夜に再会したのは、喧嘩別れした彼女。

🤝友情の物語

・コンボ

元カレを元親友に奪われた千尋。友情と裏切り、そして赦し。あの頃の笑顔を、もう一度信じたい二人の物語。

・夢子

幼馴染の真奈と夢子。真奈は夢子との間にずれを感じ始めるが、夢子の真実を知ることになる。

👪家族の物語

・夏祭り鑑賞会

亡くなった父親の手紙を娘に届ける少女。彼女が見たかったものとは？

・蚊帳

久しぶりに訪れた元祖母の家。偶然写真を見つける。

・朝焼けの花嫁

姉との別れ。弟が守ろうとしたものと、言葉にできなかった想い。個人的にはお気に入りの作品です。

・雨漏りと猫（恋人）

古びた家に暮らす女性と一匹の猫。雨の日に届いた一通の手紙は、彼女に何をもたらすのか。

🪞心と生き方の物語

・バチンとチン

身体を使って日常を繋ぐ女性。その均衡が崩れる。ある女性のサバイバルと価値観の物語。

・ファインダーの中の飛行機

美大に進みたいが、家族に反対される少女。出会いの中で、自分の描く意味を問う。

・シャッターチャンス ― 何回桜を ―

余命宣告された女性。生きる気力を取り戻したのは、写真とレタッチによる創造の喜び。

🎭コメディー系作品

・麻薬ディーラー

麻薬取引の現場。しかし、なかなか思い通りにはいかず……。

・落とし前 ― ゆで卵を食べなければ ―

修学旅行でのやらかしにより、日本をディストピアにした少年。その落とし前をつける。

👁怪異とホラー作品

・黒い瞳の晶（連載・完結）

少女のような繊細な外見を持つ少年・霧島晶。その瞳は誰よりも冷たく、そして優しかった。ジュブナイル・ダークファンタジー。

・イラストレーターは揺るがない

転校初日、教室にいたのは奇妙な少女。誰も関わろうとしない彼女は、なぜか自分のことを気に入る。その理由は？

・風船のダニエル

壊すこともできず、空へ飛ばしても戻ってくる風船。怪異なのか守護神なのか。

・バス停

学校帰りのいつものバス停。子どもの声が聞こえたから……。

🕊ファンタジー作品

・鳥を狩るドロシー

好意、愛の言葉を鳥に食べられるドロシー。彼女は鳥を狩ることに決めた。大切な言葉を取り戻すためのドロシーの奮闘。

・影の正男と猫の漱石

炎の魔女の怒りを買い、影だけの存在となった正男。猫の漱石が一人の少女との出会いを引き寄せる。正男は呪いを解けるのか？　これは始まりの物語。

・啼哭ノ太刀

傾国の美女、魔剣を持つ剣士、流行り病。これらが合わさった時、なにが起こるのか？　思いついたから書きました。

・憧れの“キャラが勝手に動き出す”

小説のキャラが勝手に動き出したけど、ダメ出しばかり。青春恋愛小説を書いていたのに、たどり着いたのは赤羽とおっパブの物語。

・私は小百合

小さな体でB4の原稿用紙に絵を描く小百合。エネルギーが供給される限り、彼女は描き続ける。

・Oblivion ― 忘れていた物語のつづき

リスキリング疲れでやけ酒を飲む女性。彼女の前に現れたのは、3人の小人。忘れていた創作の喜びとともに、自分を取り戻す。

・A Memory of an Angel

人間と出会ったことで、孤独を知った天使の物語。個人的にはお気に入りの作品です。

・ざる蕎麦ヒーロー・ザルソバン（連載）

ざる蕎麦の加護を受けた、中堅ヒーロー・ザルソバンの活躍？

🌌SF作品

・The STELLA

星を食う化け物ステラ。人類が切り札として用意したエネルギーの代償は「記憶」。自分を失っても守りたい人がいる。個人的にはお気に入りの作品です。

・改稿された未来

主人公の元に届いた未来の自分を名乗るメール。主人公はそれを信じるのか？　未来を変えるのは、行動よりも話し合って分かり合うこと。

・未来考古学委員会（連載）

人類がうっかり滅んで500年。文明の復興のために、失われた技術の解明に挑む者たちの物語。

・AR犯罪事件簿（連載）

AR技術が発達した近未来。ARを使った犯罪と復讐劇。

🌆ディストピア作品

・ひとりきりの水没都市

空中菜園とロボットで命をつなぐ女性。だが、限界は見えている。どう生きるか、どう死ぬかの選択の物語。

・終末の月曜日

パンデミックで世界が終ろうとする中、愛犬といつもと変わらない日常を過ごす女性。

🔍ミステリー作品

・登山部殺人事件 ― 隠し持った切り札 ―

登山訓練中に亡くなった友人。本当に事故だったのだろうか？

🐈 猫の“虎々”シリーズ

・猫の研究者 ― 豊橋技科大立志編 ―

豊橋技術科学大学に編入した学生の前に現れたのは、鬱陶しい猫の研究者だった。詩を必要としない世界で、詩を必要とした青年の立志編。

・猫の夫婦カウンセラー ― 週末の天の川 ―

ギクシャクした夫婦の前に現れたのは、鬱陶しい猫の夫婦カウンセラーだった。線路が天の川に見える夜、私は私の彦星に会いに行く。

・猫の編集者 ― 創作はいつも波乱万丈 ―

女子大生絵師の前に現れたのは、鬱陶しい猫の編集者だった。ネットではAI疑惑をかけられて……。

・猫の強請屋

社会人女性の前に現れたのは、鬱陶しい猫の強請屋だった。

📖 詩集

・やさしい檻の詩集

胸の奥の違和感。それもまた、檻の声。

✍️ おわりに

私は作品ごとにテーマを変えながら、書いています。

ジャンルとしては、「ライト文芸」が一番多いと思います。

気になるテーマから、好きな順に読んでみてください。

よろしくお願いします。